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EXILEとして過ごした時間が今も僕を支えている。

「みんなが夢をかなえる場所にしたい!」

http://www.tfm.co.jp/links/index.php?itemid=64486&catid=1129&catid=1129

 

 

 

「あのひとがいたから、今の自分がいる」
そんな自分の人生に最も影響を与えたひとは誰ですか?
そう訊かれて、僕、清木場俊介が思い浮かべるひと・・・。
それはもう、HIROさん、あなたしかいません。
ずっと、あなたとのこと、EXILEのことを語るのを封印している自分がいました。
この5年あまり、連絡できなかった。
でも、この番組に出ることをキッカケにして、思い切ってメールしたら、あなたは以前と全く変わらぬ調子で返事をくれました。
久しぶりのメールに「なんか照れるな」と返すHIROさんは、相変わらずカッコよくて、優しくて。
10歳上なのに、お父さんみたいなひと。
あなたの存在は大きすぎて、かなうわけがない。
僕は僕で自分の道をあるいていきます。
それがきっと心底可愛がってくれたあなたへの恩返しだと思うから。

 

 

 

「なんとなくそんな気はしていたよ」

僕、清木場俊介が、21歳のときだった。
地元山口県のテレビ局が主催したボーカルオーディションで優勝した。
賞金をもらって仲間と焼肉でも食べたい、そんなノリで受けた。
最終に残った20人で男は僕ひとり。
グレイのスーツ、金髪にサングラスで『らいおんハート』を歌った。
音楽は独学。習ったことはない。音符より感情で歌うタイプ。
自分でも勢いはあるなと思った。
優勝した賞金でまさしく焼肉を食べているとき、オーディションをたまたま見ていたレコード会社のひとから連絡が入った。
「グループのボーカルを探しているあるひとに会わせたいので、東京に来ないか?」
そのあるひとこそ、HIROさんだった。
東京で初めてHIROさんに会ったとき、僕は髪をきっちり分け、赤ちゃんの絵柄のTシャツを着ていき、好青年を演出したけれど、HIROさんには、あっさり見抜かれた。
それから何度かオーディションを受けた。
英語の課題曲を家の近くのトンネルで練習する。
それがのちにEXILEのデビュー曲になる『Your eyes only』だった。
バタバタと背中を押され、気がつけば東京にいた。
上京してから3、4か月、毎晩、HIROさんが食事をご馳走してくれた。
東京に誰も知り合いがいない僕をひとりにしないように。
溶け込めない僕を見守るように。
そういうひとだった。
HIROさんは言った。
「SHUNちゃん、俺には夢があってさ。EXILEを、それぞれが自分の夢をかなえる場所にしたいんだ。いつか、みんなひとりになる。そのときに、みんなが幸せになれるように」

EXILEは、とんでもない勢いであがっていった。
そんな中、僕、清木場俊介は、日に日にどうしようもない焦りといらだちを抱えていく。
ライブで、最高のパフォーマンスができない苦しみ。
HIROさんは励まし、ほめてくれたけれど、納得できる歌が歌えていないことは自分がイチバンわかっていた。
辞めるというより、折れた。プツンととぎれた。
EXILE脱退の意志を告げるとHIROさんは、「わかった」とひとこと。
「なんとなくそんな気はしてたよ」。
言いたいことはいっぱいあっただろう。
でもHIROさんは、すべてを察し、飲み込んでくれた。
僕は、今もメンバーが大好きで、EXILEが大好きだ。
そう思えるのはきっと、HIROさんがいつも、スタッフも含めてメンバー全員を家族のように考えてくれていたから。
HIROさんの言葉には1ミリも嘘がなかった。
ずっとその背中を追い続けてきたけれど、追いつけないと悟った。
だからいつかあなたに胸を張って会えるように。
僕は僕の道を歩いていきます。

HIROさん
その後 心お元気ですか?
僕はあれから8年…、相変わらず自分探しの旅を続けています。
時に悩み、迷い、転がりながらも、ようやく1つ、男として生きる道を、今、見つけられた気がしています。

あの頃の時間…その全てが今は糧になり、我が血となり、今この瞬間に生かされています。
EXILEのメンバーのみんなに会えたこと、誇りに思っています。

人は時に道を迷います。
僕の波乱の20代、その道をいつも正してくれていたのはHIROさんでした。
あれからいくつもの時代が過ぎましたが、今も変わらぬその優しさに背中を押されています。

まだまだ未熟な男ですが、男として、人間として、表現者として、貴方に近づけるように、唄の世界で生きていける様に、これからも頑張りすぎずに、生きていきたいと思います。

これからも僕らの道しるべで居て下さい。
心から感謝しています。

 

 

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